メッキ工場から化学物質溶液が川に流出―大和市/神奈川
2010年1月21日(木)付のカナロコ(神奈川新聞)は、21日午前8時45分ごろ、大和市深見西2丁目の自動車部品メッキ業「大同工業」の工場から「クロム酸溶液がタンクから漏れ、事業所外に流れ出した」と市に届け出があった、と伝えた。
市生活環境保全課によると、溶液はメッキの原料で、約875キロが側溝などを通じて近くの境川に流出したという。
工場から4キロと5キロ離れた地点で水質調査したところ、有害物質の六価クロムが環境基準値(1リットル当たり0.05ミリグラム)の26倍の濃度で検出された。
これまでのところ環境への大きな影響はみられないという。
タンクは、溶液を貯める為に使用。20日午後4時ごろに従業員が確認した際には異常はなく、21日午前7時に溶液が漏れだしているのが分かった。
同課は、故障した可能性が高いとみて原因を調べているという。