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涌谷・天平の湯　大浴場の垂木落下－町、6日間発表せず／宮城

　2009年11月3日(火)付の河北新報は、宮城県涌谷町の日帰り温泉施設「わくや天平の湯」で、男湯の大浴場の天井の垂木1本が約10メートル下の床に落ちる事故が起き、営業を休止していることが2日、分かったと、伝えた。
　当時約20人の入浴客が浴場内にいたが、けがはなかった。町は事故6日後の1日まで休業を発表していなかったという。
　町によると、10月26日午後3時45分ごろ、長さ約2メートル、縦、横とも数センチの垂木が浴槽のそばの床に落下した。天井に渡されている多数の垂木のうち、1本が腐食してはがれ落ちたという。
　施設設置者の町と指定管理者の町地域振興公社は事故翌日、改修のため、2カ月間の休業を決めたという。
　町民には2日に各世帯に文書を配布して休業を知らせたが、それまでは公表していなかった。文書の中でも落下事故には触れていないという。
　町総務企画課の菅原孝治課長は「現場の対応に追われ、発表することに考えが及ばなかった」と釈明しているという。
　公社の男沢伸専務は「隠すつもりはなかった。今後改める」と話したという。

ニュース資料:2009年(平成21年)11月3日(火)河北新報

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