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お知らせ
■千葉県松戸健康福祉センター主催の「令和元年度レジオネラ症防止対策等衛生講習会」の講師を担当

 千葉県松戸健康福祉センター(松戸保健所)は、『令和元年度レジオネラ症防止対策等衛生講習会』を10月24日(木)に千葉県東葛飾合同庁舎6階第一会議室にて開催しました。
 保健所職員による「レジオネラ症の発生状況とそれにかかわる調査について」として、レジオネラ症の簡単な説明と県内の発生状況、行政検査等内容の講習を行った後に、当協会が担当して千葉県松戸健康福祉センター主催「令和元年度レジオネラ症防止対策等衛生講習会」、「入浴施設のレジオネラ症防止対策」と題して、レジオネラ症とレジオネラ属菌の概要、レジオネラ属菌はバイオフィルム内で大量に繁殖すること、入浴設備のレジオネラ対策にはバイオフィルムの除去が効果的であること、日常の衛生管理として浴槽、集毛器、循環配管等 設備機器ごとに具体的な衛生管理方法の説明を行い、シャワー設備でもレジオネラ属菌が検出されることがあり定期的な洗浄と消毒の対策が必要なこと、消毒装置の定期的な点検と清掃を行うこと、温泉水などで塩素が効き難い場合の他の消毒方法の例などを説明し、循環式浴槽では1年に1回以上循環配管の洗浄を実施しバイオフィルムを取り除き適切な衛生対策を行う必要があること、その具体的な洗浄方法について話した。
 また、今年9月に「公衆浴場における衛生管理要領の改正」が行われたことを受け、日常の衛生管理では水位計は少なくとも週に1回以上の清掃消毒が必要で、その具体的な清掃消毒方法の説明、営業時の浴槽水の遊離残留塩素濃度は0.4mg/L程度に保つこと等について話した。
 続いて、近年起きたレジオネラ症の集団感染事故事例を紹介し、事故発生原因と施設閉鎖までに至る経過および管理者が行うべき衛生管理の重用性について話した。
 最後に施設管理者の心得として薬剤や機械を過信しないこと、衛生管理の意識・知識の向上を図ること等を話して講習を終了した。