高知県健康政策部 食品・衛生課(高知県高知市)は、『令和元年度入浴施設におけるレジオネラ属菌汚染防止対策講習会』を9月13日(金)にオーテピア高知図書館4階ホール(高知市丸の内2丁目)にて開催しました。
講習会には、県内の入浴施設、ホテル・旅館、社会福祉施設など主に循環式浴槽を設置している施設の経営者や衛生管理を担当されている方など約90名が出席され、協会職員が外部講師として講演させて頂きました。
講演のテーマは、『レジオネラ症予防のための 施設の衛生管理について【施設が行う日常衛生管理の重要性】』として、約90分間講習を行いました。
講演の中では、レジオネラ属菌の特徴やレジオネラ症がどのようにして人に感染するのか、どのような症状が現れるのか、また感染者報告数が年々増加し昨年は初めて2,000名を超え今年もそれを上回る報告があること、国内で起きたレジオネラ症感染事例では集団感染を引き起こしたことで施設の責任者が有罪判決を受けた事例などの話をした後、レジオネラ菌が生息し増殖するバイオフィルムを除去することが重要であり、県が定める公衆浴場法施行や旅館業法施行条例などに基いて実施しなければならない清掃・消毒などの頻度や方法について設備ごとに説明しました。また、水質検査の実施と管理表の記録と保存が大切であることもお話ししました。
県では、今回の高知会場の他、幡多会場(10月29日)、安芸会場(11月7日)、須崎会場(11月13日)でも開催します。