香川県健康福祉部(高松市)は、2018年(平成30年)1月18日(木)に「平成29年度レジオネラ対策事業 入浴施設の衛生管理講習会」を香川県社会福祉総合センター7階大会議室で開催し、協会職員が外部講師として講習の一部を担当させていただきました。
この講習会は、香川県と高松市が実施主体となり、循環式浴槽を設置している県内公衆浴場及び旅館業の営業者の他、掛け流し式の温泉入浴施設など、約100名の方が出席されました。
保健所の職員の方から、管内施設で実施した残留塩素濃度と水質検査の結果や管理上の注意点についてお話しがあり、その後、当協会の職員が担当し、「レジオネラ症感染予防のための施設の衛生管理」というテーマで約90分間講演させていただきました。
この講演では、レジオネラ症についての概要、菌が発生繁殖する可能性の高い設備機器、バイオフィルムがレジオネラ症の感染源になること、国内の集団感染の事例についてお話しした後、日常の衛生管理の方法及び定期的な循環配管洗浄の方法等について講演しました。
また、日常管理が行われていることを確認するための記録簿への適切な記入についてもお話ししました。
施設を維持管理運営する方々には、レジオネラ症対策に必要な知識を習得することでより良い衛生管理ができると思いますので、こうした講習会には積極的に出席して頂ければと思います。
当協会としても、これからも保健所・自治体主催の講習会へ協力を続けさせていただきます。