みなと保健所(東京都港区)は、2018年(平成30年)1月25日(木)に「平成29年度レジオネラ対策講習会」をみなと保健所8階会議室で開催し、協会職員が外部講師として講習の一部を担当させていただきました。
この講習会には、ろ過器等を用いて浴槽水を循環させている浴場施設(スーパー銭湯・スポーツ施設・エステサロン等)、旅館業施設、温水利用のプール施設(ホテル、マンション等付帯設備)及び浴場設備のある高齢者施設など、42施設68名の方が出席されました。
保健所の職員の方から、管内施設で実施した残留塩素濃度と水質検査の結果や管理上の注意点についてお話しがあり、その後、当協会の職員が担当し、「入浴設備のレジオネラ症防止対策」というテーマで約70分間講演させていただきました。
この講演では、レジオネラ症についての概要、菌が発生繁殖する可能性の高い設備機器、バイオフィルムがレジオネラ症の感染源になること、国内の集団感染の事例についてお話しした後、日常の衛生管理の方法及び定期的な循環配管洗浄の方法等について講演しました。
また、日常管理が行われていることを確認するための記録簿への適切な記入についてもお話ししました。
施設を維持管理運営する方々には、レジオネラ症対策に必要な知識を習得することでより良い衛生管理ができると思いますので、こうした講習会には積極的に出席して頂ければと思います。
当協会としても、これからも保健所・自治体主催の講習会へ協力を続けさせていただきます。