君津保健所(千葉県君津健康福祉センター)は、2017年(平成29年)11月17日(金)に「平成29年度レジオネラ症防止対策等衛生講習会」を君津保健所
3階会議室で開催し、協会職員が外部講師として講習の一部を担当させていただきました。
この講習会には、一般公衆浴場(銭湯)、温泉浴場(スーパー銭湯)、大型ホテル、高齢者施設、スポーツ施設等の63施設・80名以上の方が出席されました。
当協会の職員が前半を担当し、「入浴設備のレジオネラ症防止対策」というテーマで約90分間講演させていただきました。
レジオネラ属菌の特性、レジオネラ症の感染経路(配管内のバイオフィルムを住み家として増殖したレジオネラ属菌が入浴者に感染するまでのメカニズム)、感染事例などから、感染事故を未然に防ぐために日常行わなければならない衛生管理の具体的な方法、配管内に付着したバイオフィルムの除去方法などについて、講義を行いました。
さらに、ろ過器に多孔質のろ材の使用はレジオネラ属菌をはじめ細菌が繁殖しやすく危険性が高くなること、シャワーの消毒の具体策等についてもお話ししました。
質疑応答では、予定の時間を超え、出席された施設の皆様の熱心さが感じられました。
施設を維持管理運営する方々には、レジオネラ症対策に必要な知識を習得することでより良い衛生管理ができると思いますので、こうした講習会には積極的に出席して頂ければと思います。
当協会としても、これからも保健所・自治体主催の講習会へ協力を続けさせていただきます。