富山県は厚生部生活衛生課は、２０１７年（平成２９年）９月２９日（金）に「レジオネラ症防止対策講演会」を富山県民会館（４０１号室）で開催し、当協会の職員が外部講師として講演させて頂きました。

　この講演会には、県内の銭湯やスーパー銭湯などの公衆浴場、ホテル・旅館設、社会福祉施設、ゴルフ場などのスポーツ施設の８７施設１００名の方が出席されました。
　また、県内の保健所の担当者など１５名も出席されて、行われました。

　講演の内容は、『レジオネラ症対策・入浴施設の衛生管理』という題目で、前半は、レジオネラ症の感染者数の推移や感染事例、レジオネラ属菌の特性など基本的な話から、循環式浴槽の配管内に付着するバイオフィルムとレジオネラ属菌の繁殖との関係について、お話ししました。
　後半は、出席された施設管理者が日常の衛生管理の中で行って頂きたい設備機器類の清掃・消毒のポイントと、多くの場合専門業者に依頼して行う定期的な循環配管の洗浄消毒方法や注意点など、また、水質検査の定期的な実施や管理表の重要性についても、お話ししました。

　富山県での講演会は４年連続で行っているとのこと。
　また、出席者が１００人規模と関心の高さが感じられ、県をあげて熱心に取り組んでいる様子が窺えました。