東京都多摩府中保健所は2016年(平成28年)2月17日(水)に「レジオネラ対策講習会」を東京都府中合同庁舎内講堂において開催し、講師として協会職員が招かれ講習の一部を担当させて頂きました。
今回の講習では、ホテル・旅館、銭湯、スーパー銭湯、ゴルフ場、プール施設など、多摩府中保健所管内の入浴設備を持つ営業施設の営業者および管理者など約80名の方が参加されました。
『レジオネラ症防止対策〜循環配管・ろ過機の定期的な消毒の重要性』というテーマで、レジオネラ症の原因となるレジオネラ属菌の特徴や循環配管内で菌が繁殖し感染に至るまでのメカニズム、施設が行う日常の清掃・消毒や水質検査の重要性、そして定期的な配管洗浄の方法(バイオフィルムの除去方法など)、最近起こった入浴施設におけるレジオネラ症の事故事例などについてお話しを致しました。
今回の講習によって、施設を管理される方々の衛生管理に対する意識の向上が図られ、より衛生的で安心・安全に利用できる施設であるようになっていただければと思っています。
多摩府中保健所では、今回は入浴設備を持つ営業施設の方々を対象としましたが、2月29日(月)には社会福祉施設の施設庁および管理者の方々を対象にした2回目の「レジオネラ対策講習会」を開催する予定であり、協会もまた講習の一部を担当させて頂く予定です。