2016年(平成28年)2月2日(火)に三重県健康福祉部食品安全課と三重県生活衛生営業指導センターが主催する「レジオネラ症防止対策研修」が、三重県伊勢庁舎において開催され、当協会のスタッフが講師として招かれ、講演させて頂きました。
研修のテーマは、「レジオネラ症感染予防対策について」ということで、ホテル・旅館、銭湯、スーパー銭湯、ゴルフ場、福祉施設など、県内の入浴設備を持つ施設営業者の衛生管理担当者など約100名の方が参加されました。
三重県では、5月26日(木)・27日(金)に『伊勢志摩サミット』が開催され、今後、国内外からの大勢の来客が予想されることからも、迎え入れの体制を整えるための一環としてレジオネラ症対策の研修会を催したもの。
この研修では、国内で年間約1,600名もの人が感染しているレジオネラ症の原因となるレジオネラ属菌の特徴や同菌が循環配管内で繁殖し感染に至るまでのメカニズム、県内の感染者数の動向などの基本的情報から、施設の管理者が日常行う設備の清掃・消毒の方法や頻度について、また点検表を記録することや水質検査を定期的に実施することの重要性などについて、お話ししました。
三重県の健康福祉部食品安全課と生活衛生営業指導センターが共催するレジオネラ症対策の研修会は昨年に続いて行われ、協会も2年続けてお手伝いさせて頂きました。
今回の研修が営業者及び管理者の衛生管理に対する意識の向上につながり、サミットで盛り上がる当地の施設を利用される方々の衛生上の安心・安全の確保に役立てばと思っております。