2014年(平成26年)7月4日(金)に国立感染症研究所は、IDWR2014年第25号に<注目すべき感染症>として最近のレジオネラ症の発生動向について、掲載した。
この記事の注目すべき点は、
@2010年以降、毎年報告数が増加していること。
A昨年は過去最多の1,111例が報告されたこと。
B今年は直近で464例が報告されており、前年の328例を上回っていること。
C近年の年間発生動向として、主に7月がピークであること。
D今年も5月後半から増加傾向であること。
などが挙げられる。
また、症例が多いのは都道府県は東京・神奈川・大阪など、人口の多いところであることや、罹患率が高いのは富山県と石川県であることなども掲載されている。
さらに、医療従事者に向けて、高齢男性の肺炎を診療した場合、入浴施設等の利用歴が無くても、鑑別にレジオネラ感染症の可能性も考慮して対応して頂きたいと結んでいいる。
詳細、グラフ等は国立感染症研究所の掲載ページをご覧下さい。
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