■三重県松阪保健福祉事務所(松阪保健所)主催の「感染症予防対策講習会」の一部を担当
三重県松阪保健福祉事務所(松阪保健所)は2013年(平成25年)2月27日(水)に、社会福祉施設、医療関連施設などを対象に感染症を予防するための衛生管理講習会を三重県松阪庁舎6階大会議室で開催しました。
前半は、保健所所長による『社会福祉施設などにおける感染症予防対策について』の講演が行われ、インフルエンザ・ノロウイルス・結核などの現況や予防方法について、お話しがありました。
協会は後半を担当し、『循環配管の洗浄方法および社会福祉施設などにおけるレジオネラ対策について』を講演しました。
社会福祉施設は現在、レジオネラ症の衛生管理については法の対象外ですが、感染率が高いとされる高齢者や体力が低下している方が利用する施設であることもあり、レジオネラについて少しでも知って頂きたいという主旨で、法で規制されている入浴施設などで行われている洗浄方法などの話をさせて頂きました。
また、社会福祉施設ならではの機械浴槽の衛生管理方法や、外からレジオネラ菌を持ち込ませない予防方法などについても話をしました。
受講された約80名の方の多くは、レジオネラについて詳しく聞く機会はこれまであまり無かったと思われ、メモをとりながら熱心に聞かれていました。
社会福祉施設の方には、今後もこうした講習会などを通じて、より多くの営業者(施設の衛生管理責任者を含む)が適切な知識・技術・情報を身につけて頂きたいと思います。
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2月27日 三重県松阪庁舎6階大会議室 |
協会としては、これまでも事務局(東京都台東区)から比較的近い関東圏を中心にこのような講習会のお手伝いをして参りましたが、今回初めて関東圏を離れて講演をさせて頂きました。
今後は、関東圏以外の保健所・自治体などの要望にもお応えし、施設の利用者の安全、営業者の安心のためにお役に立てればと思っております。