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Dr.イワサキの今月のお話し
Dr.イワサキプロフィール
1933年島根県松江市生まれ。協会監事・学術部会代表幹事/北海道大学 健康・予防医学 教育学博士/健康評論家。
温泉健康法として「クアハウス」、森の健康法として「森林浴」を発案、企画・運営指導に携わる。その間、一貫して厚生省、農水省、環境省の補完事業を担当。レジオネラ菌対策、シックハウス対策にも係わっている。
著書に「温泉と健康」(厚生科学研究所)、「クアハウスの健康学」(総合ユニコム社)、「森林の健康学」(日本森林技術協会)などがある。
Vol.5
◆湯上り美人は温泉で…
去る11月末の土曜日、“低炭素、水素社会下の水素の役割”をテーマにした法政大学小金井キャンパスで催された第105回水科学研究会に出席して考えた。
ヒトの生活には様々な成分を持つ水がある。飲む、入浴する、泳ぐ等それぞれ違った役割・作用そして楽しみ方も体感している。
その中で、特に温泉には日本人は独特な親近感を持っているのは何故だろうか?
個人であれ、家族単位であれ国民の大多数は最大の楽しみの極めつけは“温泉露天風呂”だ。悩み事等雑事を忘れ、小雪降る夜に浸る露天風呂で“ワーッ 気持ちイーイッ!!”の年齢層を超えた絶叫体験は格別である。
最近、温泉周辺の研究で注視されているのが“温泉女性美人誕生“のメカニズムの話題がそれ。
つまり、温泉には地球から湧き出す“汗”とも言われ、様々な鉄分、カルシウム分など無機質成分をふんだんに持ち合わせている。疲れた肌にはシミ、ソバカスの元凶とされるメラニンの生成を抑える効果があると指摘され、これが更に肌を瑞々しく若返らせる効果があり、しかも色白にも効くのである。
疲れを癒やすだけが温泉ではなく、特に年齢と関係なく女性の温泉に入浴したい願望の奥に、密かに色白の美人誕生と若返り肌への期待が実は日本民族の遺伝子に秘められているのかもしれない。前出の学会幹事役の大河内正一教授(生命科学部環境応用科学科)の研究がそれで既に関係学会でも論破されている。
“湯上り美人”はご主人も日常見慣れている女房の、風呂あがりの様子にハッとさせられた経験も多いであろう。では将来の温泉美人には更にレベルの高い美人像が楽しめるのだろうか?若干不気味さも残るが。研究会場の末席で思いを馳せた。
それはともかく、いよいよ師走。小生もこんな時期だからこそ、一日位のんびりと温泉にでも浸かって(できれば混浴露天風呂で雪見酒といきたいのだが・・・)、もっと?若返りたい、と思う今日この頃である。
では、また。
(0908-005)
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