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レジオネラ症感染者数
■2019年 第1週(1月6日現在)のレジオネラ症感染者数
 国立感染症研究所の感染症発生動向調査週報(IDWR速報データ)
 第1週の速報によると、20名(前年同週8名・前年同週比150.0%増)の感染者が報告されました。
 (グラフ①参照)※別ページで表示(PDF)

 今回は、過去最多を更新した2018年の報告数について、いくつかのデータを紹介します。
●報告数が多い都道府県
 ①東京都  163名(①)
 ②愛知県  161名(③)
 ③大阪府  133名(⑥)
 ④神奈川県 114名(④)
 ⑤千葉県  101名(⑧)
 ⑥埼玉県  100名(⑤)
 ⑦広島県   98名(②)
 ⑧静岡県   96名(⑳)
 ⑨兵庫県   88名(⑦)
 ⑩岡山県   82名(㉒)

 ※カッコ内の丸数字は、
       前年の多い順位
●報告数が少ない都道府県
 ①宮崎県   7名(⑨)
 ②青森県   8名(⑩)
  鹿児島県  8名(⑥)
 ④秋田県   9名(③)
  高知県   9名(⑤)
 ⑥佐賀県  10名(①)
 ⑦岩手県  12名(⑳)
 ⑧島根県  14名(②)
  徳島県  14名(⑭)
 ⑨山口県  16名(⑰)
 ⑩和歌山県 17名(⑪)
 ※カッコ内の丸数字は、
       前年の少ない順位
 (グラフ⑥参照)※別ページで表示(PDF)
 比較的人口が多い地域が報告数が多い傾向がありますが、この中に前年20番目の静岡県と22番目の岡山県が入りました。
 岡山県は前年よりも+53名、静岡県は+40名と大幅な増加となっています。

●報告数が前年と比較して増加した
 都道府県
 ①愛知県 +59名(102→161)
 ②岡山県 +53名( 29→ 82)
 ③大阪府 +50名( 83→133)
 ④静岡県 +40名( 56→ 96)
 ⑤千葉県 +36名( 65→101)
 ⑥兵庫県 +18名( 70→ 88)
 ⑦茨城県 +17名( 49→ 66)
  京都府 +17名( 28→ 45)
 ⑨岐阜県 +14名( 33→ 47)
 ⑩神奈川県+13名(101→114)
  滋賀県 +13名( 20→ 33)
  鳥取県 +13名(  5→ 18)
※カッコ内の数字は、
 (2017年→2018年の報告者数)
●報告数が前年と比較して減少した
 都道府県
 ①宮城県 -25名( 57→32)
 ②石川県 -14名( 38→24)
 ③広島県 -11名(109→98)
 ④岩手県 - 9名( 21→12)
 ⑤北海道 - 7名( 44→37)
  福島県 - 7名( 33→26)
 ⑦青森県 - 2名( 10→ 8)
  宮崎県 - 2名(  9→ 7)
 ⑨福井県 - 1名( 21→20)
  山口県 - 1名( 17→16)
  徳島県 - 1名( 15→14)

※カッコ内の数字は、
 (2017年→2018年の報告者数)
 (グラフ⑦参照)※別ページで表示(PDF)
 (グラフ⑧参照)※別ページで表示(PDF)
 愛知県は前年の+8名、岡山県は+4名、大阪府+4名、静岡県+3名、千葉県は-5名からから大幅な増加となっています。
 逆に宮城県は+21名、石川県は+13名、広島県は+75名から大幅な減少となっています。

●報告数の増減率が前年と比べて多い
 都道府県
 ①鳥取県260.0%( 5→ 18)
 ②島根県250.0%( 4→ 14)
 ③佐賀県233.3%( 3→ 10)
 ④岡山県182.8%(29→ 82)
 ⑤香川県157.1%( 7→ 18)
 ⑥山梨県125.0%( 8→ 18)
 ⑦秋田県 80.0%( 5→  9)
 ⑧静岡県 71.4%(56→ 96)
 ⑨滋賀県 65.0%(20→ 33)
 ⑩京都府 60.7%(28→ 45)
●報告数の増減率が前年と比べて少ない
 都道府県
 ①宮城県-43.9%( 57→32)
 ②岩手県-42.9%( 21→12)
 ③石川県-36.8%( 38→24)
 ④宮崎県-22.2%(  9→ 7)
 ⑤福島県-21.2%( 33→26)
 ⑥青森県-20.0%( 10→ 8)
 ⑦北海道-15.9%( 44→37)
 ⑧広島県-10.1%(109→98)
 ⑨徳島県- 6.7%( 15→14)
 ⑩山口県- 5.9%( 17→16) 
 ※カッコ内は(2017年→2018年の報告者数)
 (グラフ⑨参照)※別ページで表示(PDF)
 増減率は、前年の報告者数が少ないと大幅にプラスになることがあるため、単純に前年と比較することは出来ませんが、増加率が高い地域で施設を運営されている方々は、大幅な増加傾向が今後も続かないように衛生管理の意識を高めて頂ければと思います。

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このページのグラフは、国立感染症研究所(NIID)が公表する感染症発生動向調査週報(IDWR)のデータに基づき、協会が作成したものです。
 ※それぞれのグラフをクリックすると大きなグラフがご覧になれます。
① 年度別レジオネラ症例数
(1999年以降)
年度別レジオネラ症例数(1999年以降)
別ページにて表示(PDF)

② レジオネラ症報告数・月毎累計
(過去8年間)
③ 月別レジオネラ症報告数
(過去8年間)
レジオネラ症報告数・月毎累計(過去8年間) 月別レジオネラ症報告数(過去8年間))
別ページにて表示(PDF) 別ページにて表示(PDF)

④ レジオネラ症報告数・週毎累計
(過去8年間)
⑤ 週毎レジオネラ症報告数
(過去8年間)
レジオネラ症報告数・週毎累計(過去8年間) レジオネラ症報告数・週毎累計(過去8年間)
別ページにて表示(PDF) 別ページにて表示(PDF)
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入浴施設では、ろ過装置を含めた配管の定期的な洗浄(専門の業者に委託することが多いと思います)と施設の担当者による日常の清掃・消毒の実施が、レジオネラ症をはじめとする感染症の対策には不可欠であり、また、衛生的な状態が保たれていることを確認するための水質検査も大切です。
 銭湯やスーパー銭湯などの入浴施設、ホテル・旅館のお風呂を管理される方は、衛生管理を十分に行い、万全の体制でお客様をお迎えできるよう、お願いします。
 また、お風呂がある高齢者施設も同じく、衛生管理の徹底をお願いします。
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見た目はきれいでも、そこには様々な菌が生存していることもあります。
 見た目はもちろん大事ですが、目に見えない菌が潜んでいる可能性も考えながら、清掃や洗浄とともに消毒剤などを使い滅菌・消毒という菌対策も考えて頂きたいと思います。
 日々の作業は大変かも知れませんが、清掃・消毒のポイントをしっかり押さえて行いましょう
 過信は禁物です。これまで何事もなかったからこれからも大丈夫とは限りません。常に緊張感を持って衛生管理を行うようお願いします。
 
 また、日々の清掃・消毒・点検等の後には、その内容(箇所・時刻・数値など)を管理表などの書面に必ず残すようにしましょう。
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 営業者及び管理者の衛生管理に対する意識が高いか低いかで、施設の衛生管理状況は大きく変わります。
 地域や団体、行政機関などが主催するレジオネラ対策等の講習会がある場合には積極的に参加して、最新の情報や知識を身につけ、日常の衛生管理を向上させましょう。

 また、日常衛生管理が適切に行われていることを確認するために、レジオネラの検査も行いましょう。

 なお、衛生管理を行う上で、薬剤や機械に頼りすぎないことも大事です。
 どんなに良い薬剤や機械を使っていても、管理する人がその使用方法・メンテナンス方法等を正しく理解していなければ、意味がありません。
 管理の知識を向上させましょう。最終確認は人の目・手で行いましょう。


正しい衛生管理は、正しい知識から!!

水を利用する設備(循環浴槽、冷却塔、人工池・噴水など)を起因とするレジオネラ症等の感染症を防止するためには、衛生に関する知識と安全に対する意識の向上が不可欠です。
入浴施設(スーパー銭湯etc.)、ホテル・旅館、高齢者施設などで衛生管理を担当している方は、まずは学ぶことから始めてみませんか?

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