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水に関するニュース



香港政府の複合施設でレジオネラ菌検出/中国(香港)

 香港政府の新庁舎がレジオネラ属菌に汚染されていることを衛生当局が確認した。
 教育長官が先月、重篤な病気で入院した後、当局は調査を行いレジオネラ属菌の痕跡が基準値の14倍あることが判明した。当局は現在、建物を消毒している。
 香港健康維持センターは、教育長官が先月レジオネラ症と診断された後、新しい中央官庁の様々な場所から水を採取している。
 建物内各所のトイレから採取された水は、レジオネラ・ニューモフィラの陽性反応を示したと政府は伝えた。他の問題の箇所は、立法府議会施設の大食堂の厨房とダイニング・ルームにある水道水の蛇口を含んでいる。
 北京労働組合主義議員は、「このニュースを『スキャンダル』であるとし、状況がさらに悪化すれば、官庁と議会は元の場所に戻るべきである。」と言っていると、ローカル公共放送局RTHKは伝えた。
 しかしながら、健康維持センターの管理責任者は、「その必要はない」と述べた。
 5.5億香港ドル(7億800万ドル)をかけて建てられた新庁舎は、中国の副総理によって昨年8月に公式にオープンした。当時、大部分の場所はまだ土木工事を行っていた。
 元議員の医師は、レジオネラ属菌が存在しているのは新庁舎に急いで移転したことが原因であると非難した。

資料:2012年1月3日(火)付 BBC NEWS 他