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邑南の汚水大量流出:養豚業者が県などに通告、水質基準覚書「無効」/島根

 2010年8月27日(金)付の毎日新聞は、邑南町矢上の養豚業「いわみファーム」養豚場(同町日貫)からの排水放流問題で、同社は排水の水質基準に関し下流の江津市桜江町の自治会や県などと結んだ5者覚書を「無効」と通告。これに対して他の4者が26日、覚書順守を求める連名の回答書を同社に発送した、と伝えた。
 同養豚場については、糸谷川下流の旧桜江町(現江津市)江尾地区の住民が操業に強く反対。2002年6月、同社と江尾自治会、桜江町、旧石見町(現邑南町)、県との間で、豚のふん尿などを処理後に放流する排水のBOD(生物化学的酸素要求量)を「20ppm以下」と定めた覚書を締結した。その後、処理前汚水の大量流出事故が発生。処理能力を超えた汚水の意図的な放流も発覚するなどし、水質順守をさらに強く求められたという。
 同社は2月に浄化装置を新設したが、コストが高く経営を圧迫していた。同社は今月11日付で他の4者に対し「水質汚濁防止法で定める基準値120ppmを下回る厳しい基準を定めた覚書には法的根拠もなく、非現実的な要求」として、履行不能な覚書は無効との通告書を送付したという。
 26日、邑南町役場に4者の関係者が集まり▽覚書は5者が納得、合意のうえ締結したもので有効▽内容的にも公序良俗に反するものではない-などとした、自治会長、町長、市長、県農林水産部長の連名による回答書を作成。内容証明郵便で同社に発送した。渡辺孝広自治会長は「一方的な無効宣言は社会通念上も受け入れられない」と話したとのこと。
ニュース資料:2010年(平成22年)8月27日(金)毎日新聞


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