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「温泉」でなくなった山ふじ温泉-上小阿仁村、成分が基準満たさず/秋田

 2010年6月9日(水)付の秋田魁新聞は、上小阿仁村の村営入浴施設「山ふじ温泉」の成分が、温泉法で定める温泉の基準を満たしていないことが昨年実施した検査で分かり、村は頭を痛めている、と伝えた。
 村は昨年末、県北秋田保健所に温泉の休止届を提出。公衆浴場として営業を続けているものの、温泉再開を目指すか今後の対応を「検討中」としているという。
 温泉法は2007年、温泉への信頼確保のために改正。2009年末までに温泉成分を再分析し、結果の公表を温泉利用事業者に義務付けた。村は昨年、1996年以来となる成分検査を実施。▽水温25度以上▽硫黄など19種類の成分の濃度が1種類でも基準値を上回る―のいずれかを満たせば温泉と呼べるが、4月、5月、12月に行った3回の検査で基準を満たさなかったという。
 山ふじ温泉は硫黄臭のある冷泉で、古くから皮膚病や関節痛を癒やそうとする住民が湯治などに利用してきた。新たな湧出が見つかったのを機に村は1996年、日帰り入浴施設としてオープン。昨年度からは「山ふじ温泉保存会」が指定管理者となっている。利用料は大人300円で、入湯税は取っていない。昨年度は1万2919人が利用したという。
 村は泉質や効能を記した掲示を施設から既に撤去。しかし、温泉の要件を満たしていないことを利用客に周知しておらず、村は「速やかに周知したい」としている。事情を知る村民は「昔はもっと体が温まったような気がする」と話しているという。
ニュース資料:2010年(平成22年)6月9日(水)秋田魁新報社


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