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10年間で1億円超の水道光熱費「垂れ流し」?-大桑の観光施設/長野

 2010年3月26日(金)付の信濃毎日新聞は、木曽郡大桑村の第三セクターが運営する複合観光施設「フォレスパ木曽」の水道光熱費が、漏水の影響で毎年1千万円も余計にかかり、10年間で1億円に上った可能性の高いことが、25日までに分かった、と伝えた。
 村によると、同施設の累積赤字は本年度末で1億1千万円程度の見込みという。漏水による無駄な支出が赤字の主因になっているとも考えられ、管理の甘さが経営を圧迫してきたのではないか、と批判する声が出ているという。
 同施設は宿泊施設「あてら荘」や日帰り入浴施設「恋路の湯」などからなり、1996年にオープン。ここ数年、宿泊施設が年間1千万円程度の黒字になっているのに対し、入浴施設は同3千万円程度の赤字で推移しているという。
 施設の漏水は、赤字体質の施設運営の改善に向け、今月発足した村民らの検討委員会の24日夜の会合で判明。村によると、入浴施設の配管で起きており、以前から風呂やプールの水位が下がるとの指摘があったため、2008年12月に調査。露天風呂が地盤沈下し、配管に亀裂ができていた。村が2009年4月、配管を修理したところ、2008年度約3900万円だった施設全体の水道光熱費が2009年度は約2800万円にまで下がる見通しになったという。
 正確な漏水時期ははっきりしないという。ただ、オープン以来3年間は約2400万~2600万円程度で推移していた水道光熱費が1999年度には約3800万円に膨張。それ以降、約3500万~4100万円程度で推移したため、1999年度には漏水していた可能性もあるという。
 無駄な支出は、村が三セクに支出している管理委託料(昨年度までは年間約650万円)を上回る金額。24日の検討委の会合では、村民から三セクの管理や村の対応の甘さへの非難が続出。「チェックできなかったのか。一般の会社ではあり得ない」「まさに『垂れ流し』だ」との厳しい指摘が出たという。
 村経済建設課は「水道光熱費の膨張は、風呂などを加熱するための燃料の高騰の影響も考えられる」とする一方、「漏水がなければ、施設の経営がここまで悪化していなかった可能性はある」としているという。
ニュース資料:2010年(平成22年)3月26(金)信濃毎日新聞


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