トップページ水に関するニュース

水に関するニュース


油流出:流山・松戸市の境界流れる坂川支流で相次ぐ 下流に江戸川の取水場/千葉

 2009年11月14日(土)付の毎日新聞は、流山市と松戸市の境界を流れ、江戸川に注ぐ坂川の支流で、昨年から発生源が特定できない油の流出が相次いでいる、と伝えた。
 流山市内では台風18号が通過した後の10月13日夜、大量の油が川面を覆った。このまま流出が続けば将来的には飲料水が汚染される懸念もあり、国土交通省の担当者は「原因が分からない」と頭を抱えているという。
 国交省江戸川河川事務所によると、今年度の油の流出は6月、9月に続き3回目。昨年度は計8回あったが、いずれも原因不明のまま。10月の流出では流山市も流域の下水路を調査したが、発生源は見つからなかった。石油系の異臭が激しく、量が多いため、家庭排水とは考えられないという。
 公害対策では原状回復に要する費用は「汚染者負担」が原則。坂川の油流出では、これまでに健康被害は確認されていないが、発生源が特定されないと抜本対策も取れない。合流後の江戸川の下流には県水道局の矢切取水場があり、船橋市を含む県西北部一帯に給水されている。対岸にある東京都の取水場からは、東京23区の東部に水道水が供給されているという。水質汚染は県民と都民の安全に直結する問題だ。
 流山市の下水道普及率は約7割で、未整備の地域が残っており、水質が著しく悪い下水路もあるという。下水の一部は松戸市の新坂川に地下水路で送られ、途中の施設で浄化された後、取水場より下流の江戸川に放水されている。しかし、10月の流出では下水路が増水して坂川にも油が流れ込み、江戸川との間にオイルフェンスを設置して緊急に対応したという。
 同事務所は新坂川と坂川の接合点にもフェンスを張り、油が江戸川に流出しないよう警戒を続けている。「油を見つけたり魚が浮いているなどの異変があれば知らせてほしい」と市民に情報提供を呼びかけているという。
ニュース資料:2009年(平成21年)11月14日(土)毎日新聞


適切な衛生管理を行っている安全な施設であることをお客様に伝えたい!
 水利協では、そんな施設のご要望をサポートします。お気軽にご相談下さい。
 施設衛生管理適合証について
  施設衛生管理適合証

水利用設備環境衛生士講習会について
衛生士の申込方法などが掲載されている日建学院のホームページはココをクリック
  日建学院のホームページ