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足湯でレジオネラ属菌感染/鹿児島

 2008年2月29日(金)付の朝日新聞は、足湯でレジオネラ属菌による肺炎にかかって入院した人が鹿児島県内にいたことが、県環境保健センターの調べでわかった、と伝えた。
 国立感染症研究所によると、足湯でレジオネラ属菌に感染した例は全国で初めて。今月の月報に掲載し、注意を喚起している。足湯は、公衆浴場と違い水質や清掃などの管理に法的規制がない。同センターは「全国的に足湯ブームだが、実態調査をして基準を設ける必要がある」と話している。
 発病したのは、鹿児島県に住む50歳代の男性で、昨年9月に肺炎で入院し、その後快復したがレジオネラ属菌が原因だったため、県環境保健センターが調べていたという。
 報道によると、同センターは男性が発病の1週間前にボランティアで足湯の掃除に参加していたことを知り、足湯の浴槽水、浴槽のタイルを調べたところ、レジオネラ属菌が100mlあたり560個検出されたという。菌の遺伝子を調べると男性が感染した菌と同じだった。男性がマスクをせずに高圧洗浄機で足湯の掃除をしたため、菌に汚染された水滴を吸い込んで感染したとみている。男性は糖尿病のため、感染しやすかった可能性があるとしている。
 この足湯は掛け流し式で、塩素消毒などはしていない。毎日午後11時に湯の供給を止め、排水せずに翌朝の供給再開まで放置していたという。
 今年1月には三重県四日市市の高齢者の健康増進施設の足湯でもレジオネラ属菌が検出され、足湯は閉鎖されているとのこと。
 厚生労働省によると、足湯は公衆浴場法の対象にならないため、水質基準や清掃などの管理基準がないという。
ニュース資料:2008年(平成20年)2月29日(金) 朝日新聞


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