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レジオネラ症感染者数
■2016年 第27週(7月10日現在)のレジオネラ症感染者数
 国立感染症研究所の感染症発生動向調査週報(IDWR速報データ)
 第27週の速報によると657名の感染者が報告されました。(グラフ@参照)
 昨年(2015年)の同週は637名で、3.1%増えています。

 一般に感染者報告数というのは、患者を診断した医療機関により都道府県に報告されたものをまとめた数字です。
 都道府県毎の感染者数も報告のあった地域の数値を示すことが多く、このページでも「報告数が多い都道府県」として毎週掲載しています。
 しかしながら、どこで感染したかというと、話は別になります。

 そこで今回は感染地として報告された人数の多い都道府県を紹介しましょう。
 第26週(7月3日現在)時点で多い順に
 @神奈川県29名(48名A)
 @兵庫県 29名(35名C)
 B愛知県 23名(40名B)
 C東京都 22名(57名@)
 D埼玉県 20名(30名E)
 E大阪府 18名(33名D)
 F千葉県 17名(20名G)
 G静岡県 16名(14名N)
 H北海道 14名(17名H)
 H富山県 14名(15名M)
 J栃木県 13名(12名S)
 K福岡県 12名(21名F)
 K熊本県 12名(16名J)
などとなっています。
 ※カッコ内は、同週の感染者報告数と多い順位(丸数字)

 これを見ると人口の多い地域が感染地として報告された数も多いが、感染者報告数では10位以下の地域であっても感染地として報告された数が多い地域もあります。

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 見た目はもちろん大事ですが、目に見えない菌が潜んでいる可能性も考えながら、清掃や洗浄とともに消毒剤などを使うことも考えて頂きたいと思います。
 日々の作業は大変かも知れませんが、清掃・消毒のポイントをしっかり押さえて行いましょう
 過信は禁物です。これまで何事もなかったからこれからも大丈夫とは限りません。常に緊張感を持って衛生管理を行うようお願いします。
 
 また、日々の清掃・消毒・点検等の後には、その内容(箇所・時刻・数値など)を管理表などの書面に必ず残すようにしましょう。
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 営業者及び管理者の衛生管理に対する意識が高いか低いかで、施設の衛生管理状況は大きく変わります。
 地域や団体、行政機関などが主催するレジオネラ対策等の講習会がある場合には積極的に参加して、最新の情報や知識を身につけ、日常の衛生管理を向上させましょう。

 また、日常衛生管理が適切に行われていることを確認するために、レジオネラの検査も行いましょう。

 なお、衛生管理を行う上で、薬剤や機械に頼りすぎないことも大事です。
 どんなに良い薬剤や機械を使っていても、管理する人がその使用方法・メンテナンス方法等を正しく理解していなければ、意味がありません。
 管理の知識を向上させましょう。最終確認は人の目・手で行いましょう。

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 厚生労働省は、平成27年3月31日付けで「循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策マニュアル」について、厚生労働科学研究で最新の知見等が得られていること等を踏まえ、本マニュアルを改正するとの通知を出しました。
 また、これまでのマニュアルとの比較一覧も作成されています。→ここをクリック
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 ■報告数が多い都道府県■
  @東京都・・・・・58名 (+8)
  A神奈川県・・・・49名 (−17)
  B愛知県・・・・・43名 (+2)
  C兵庫県・・・・・36名 (+11)
  D埼玉県・・・・・36名 (+9)
  E大阪府・・・・・34名 (+1)
  F千葉県・・・・・23名 (−2)
  G福岡県・・・・・22名 (±0)
  H茨城県・・・・・20名 (−7)
  I群馬県・・・・・18名 (+4)

  ※( )内の数字は前年同週との比較
  人口の多い地域における報告が比較的多い傾向にあります。
 (注)感染地と報告された都道府県とは必ずしも一致するものではありません。
 このページのグラフは、国立感染症研究所(NIID)が公表する感染症発生動向調査週報(IDWR)のデータに基づき、協会が作成したものです。
 ※それぞれのグラフをクリックすると大きなグラフがご覧になれます。
年度別レジオネラ症例数(1999年以降)
@ 年度別レジオネラ症例数
(1999年以降)

レジオネラ症報告数・月毎累計(過去7年間) 月別レジオネラ症報告数(過去7年間))
A レジオネラ症報告数・月毎累計
(過去8年間)
B 月別レジオネラ症報告数
(過去8年間)

レジオネラ症報告数・週毎累計(過去7年間) レジオネラ症報告数・週毎累計(過去7年間)
C レジオネラ症報告数・週毎累計
(過去8年間)
D 週毎レジオネラ症報告数
(過去8年間)


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