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レジオネラ症感染者数
■2016年 第26週(7月3日現在)のレジオネラ症感染者数
 国立感染症研究所の感染症発生動向調査週報(IDWR速報データ)
 第26週の速報によると606名の感染者が報告されました。(グラフ@参照)
 昨年(2015年)の同週は594名で、2.0%増えています。

 第26週は1年の折り返しとなります。
 今年の半分を終えたところで、前年の同時期と比べて、報告数が増えている都道府県と減っている都道府県について、お話ししましょう。
 まず、一番減っているのは神奈川県でマイナス17名(前年65→今年47)で、報告数は現在2番目に多いですが、前年に比べると大きく減少しています。
 2番目に減っているのは、岩手県でマイナス9名(前年13→今年4)です。
 逆に増えているのは、東京都がいちばんで11名増(前年46→今年57)。
 次いで兵庫県が10名増(前年25→今年35)となっています。
 これらに次いで7名増が秋田県(前年4→今年11)・和歌山県(前年2→今年9)・熊本県(前年9→今年16)となっています。
 
 単に増えているからダメだとか、減っているからイイとかではなく(もちろん、減っていることは良いことですが)、その要因を考えることが大事であると思います。
 考えたことを各施設の衛生管理に反映させて頂ければと思います。

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 見た目はもちろん大事ですが、目に見えない菌が潜んでいる可能性も考えながら、清掃や洗浄とともに消毒剤などを使うことも考えて頂きたいと思います。
 日々の作業は大変かも知れませんが、清掃・消毒のポイントをしっかり押さえて行いましょう
 過信は禁物です。これまで何事もなかったからこれからも大丈夫とは限りません。常に緊張感を持って衛生管理を行うようお願いします。
 
 また、日々の清掃・消毒・点検等の後には、その内容(箇所・時刻・数値など)を管理表などの書面に必ず残すようにしましょう。
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 営業者及び管理者の衛生管理に対する意識が高いか低いかで、施設の衛生管理状況は大きく変わります。
 地域や団体、行政機関などが主催するレジオネラ対策等の講習会がある場合には積極的に参加して、最新の情報や知識を身につけ、日常の衛生管理を向上させましょう。

 また、日常衛生管理が適切に行われていることを確認するために、レジオネラの検査も行いましょう。

 なお、衛生管理を行う上で、薬剤や機械に頼りすぎないことも大事です。
 どんなに良い薬剤や機械を使っていても、管理する人がその使用方法・メンテナンス方法等を正しく理解していなければ、意味がありません。
 管理の知識を向上させましょう。最終確認は人の目・手で行いましょう。

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 厚生労働省は、平成27年3月31日付けで「循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策マニュアル」について、厚生労働科学研究で最新の知見等が得られていること等を踏まえ、本マニュアルを改正するとの通知を出しました。
 また、これまでのマニュアルとの比較一覧も作成されています。→ここをクリック
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 ■報告数が多い都道府県■
  @東京都・・・・・57名 (+11)
  A神奈川県・・・・48名 (−17)
  B愛知県・・・・・40名 (+4)
  C兵庫県・・・・・35名 (+10)
  D大阪府・・・・・33名 (±0)
  E埼玉県・・・・・30名 (+6)
  F福岡県・・・・・21名 (−1)
  F千葉県・・・・・20名 (−4)
  H北海道・・・・・17名 (+2)
  H茨城県・・・・・17名 (−6)

  ※( )内の数字は前年同週との比較
  人口の多い地区における報告が比較的多い傾向にあります。
 (注)感染地と報告された都道府県とは必ずしも一致するものではありません。
 このページのグラフは、国立感染症研究所(NIID)が公表する感染症発生動向調査週報(IDWR)のデータに基づき、協会が作成したものです。
 ※それぞれのグラフをクリックすると大きなグラフがご覧になれます。
年度別レジオネラ症例数(1999年以降)
@ 年度別レジオネラ症例数
(1999年以降)

レジオネラ症報告数・月毎累計(過去7年間) 月別レジオネラ症報告数(過去7年間))
A レジオネラ症報告数・月毎累計
(過去8年間)
B 月別レジオネラ症報告数
(過去8年間)

レジオネラ症報告数・週毎累計(過去7年間) レジオネラ症報告数・週毎累計(過去7年間)
C レジオネラ症報告数・週毎累計
(過去8年間)
D 週毎レジオネラ症報告数
(過去8年間)


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