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レジオネラ症感染者数
■2016年 第24週(6月19日現在)のレジオネラ症感染者数
 国立感染症研究所の感染症発生動向調査週報(IDWR速報データ)
 第24週の速報によると527名の感染者が報告されました。(グラフ@参照)
 昨年(2015年)の同週は506名で、4.2%増えています。

 本格的な梅雨に入り(沖縄・奄美地方では既に明けていますが。。。)、報告数が増えてきています。
 これからの5〜6週間がピークになる可能性がありますので、特に入浴施設の衛生管理者は1年の中でも一番の踏ん張りどころと言えるかも知れません。
 作業するのは暑くて大変かも知れませんが、清掃・消毒のポイントをしっかり押さえて、各施設が自分のところからは決して感染者を出さないとの意識を持ちましょう。
 
 過信は禁物です。これまで何事もなかったからこれからも大丈夫とは限りません。常に緊張感を持って衛生管理を行うようお願いします。
 
 見た目はきれいでも、そこには様々な菌が生存していることもあります。単なる清掃だけでなく、滅菌・消毒という菌対策も是非、実施して欲しいものです。
 また、日々の清掃・消毒・点検等の後には、その内容(箇所・時刻・数値など)を管理表などの書面に必ず残すようにしましょう。
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 営業者及び管理者の衛生管理に対する意識が高いか低いかで、施設の衛生管理状況は大きく変わります。
 地域や団体、行政機関などが主催するレジオネラ対策等の講習会がある場合には積極的に参加して、最新の情報や知識を身につけ、日常の衛生管理を向上させましょう。

 また、日常衛生管理が適切に行われていることを確認するために、レジオネラの検査も行いましょう。

 なお、衛生管理を行う上で、薬剤や機械に頼りすぎないことも大事です。
 どんなに良い薬剤や機械を使っていても、管理する人がその使用方法・メンテナンス方法等を正しく理解していなければ、意味がありません。
 管理の知識を向上させましょう。最終確認は人の目・手で行いましょう。

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 厚生労働省は、平成27年3月31日付けで「循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策マニュアル」について、厚生労働科学研究で最新の知見等が得られていること等を踏まえ、本マニュアルを改正するとの通知を出しました。
 また、これまでのマニュアルとの比較一覧も作成されています。→ここをクリック
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 ■報告数が多い都道府県■
  @東京都・・・・・50名 (+10)
  A神奈川県・・・・43名 (−12)
  B愛知県・・・・・34名 (+5)
  C大阪府・・・・・30名 (+1)
  D兵庫県・・・・・29名 (+9)
  E埼玉県・・・・・27名 (+6)
  F福岡県・・・・・20名 (−1)
  G千葉県・・・・・19名 (±0)
  H北海道・・・・・17名 (+3)
  I熊本県・・・・・15名 (+10)

  ※( )内の数字は前年同週との比較
  人口の多い地区における報告が比較的多い傾向にあります。
 (注)感染地と報告された都道府県とは必ずしも一致するものではありません。
 このページのグラフは、国立感染症研究所(NIID)が公表する感染症発生動向調査週報(IDWR)のデータに基づき、協会が作成したものです。
 ※それぞれのグラフをクリックすると大きなグラフがご覧になれます。
年度別レジオネラ症例数(1999年以降)
@ 年度別レジオネラ症例数
(1999年以降)

レジオネラ症報告数・月毎累計(過去7年間) 月別レジオネラ症報告数(過去7年間))
A レジオネラ症報告数・月毎累計
(過去8年間)
B 月別レジオネラ症報告数
(過去8年間)

レジオネラ症報告数・週毎累計(過去7年間) レジオネラ症報告数・週毎累計(過去7年間)
C レジオネラ症報告数・週毎累計
(過去8年間)
D 週毎レジオネラ症報告数
(過去8年間)


正しい衛生管理は、正しい知識から!!

水を利用する設備(循環浴槽、冷却塔、人工池・噴水など)を起因とするレジオネラ症等の感染症を防止するためには、衛生に関する知識と安全に対する意識の向上が不可欠です。
入浴施設(スーパー銭湯etc.)、ホテル・旅館、高齢者施設などで衛生管理を担当している方は、まずは学ぶことから始めてみませんか?

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