■2016年 第11週(3月20日現在)のレジオネラ症感染者数
国立感染症研究所の感染症発生動向調査週報(IDWR速報データ)
第11週の速報によると230名の感染者が報告されました。(グラフ@参照)
昨年(2015年)の同週は229名で、0.4%増えています。
例年この時期は、報告数が比較的少ない傾向にあり、今年も同じように推移しています。
しかし、4月に入りゴールデン・ウィークが近づくにつれて、報告数が増加していくことも推測されますので、今のうちに機器類の管理状況や浴槽水の水質など、出来る限りのチェックを行いましょう。
また、点検後には必ずその内容(箇所・時刻・数値など)を管理表などの書面に残すようにしましょう。
営業者及び管理者の衛生管理に対する意識が高いか低いかで、施設の衛生管理状況は大きく変わります。
地域や団体、行政機関などが主催するレジオネラ対策等の講習会がある場合には積極的に参加して、最新の情報や知識を身につけ、日常の衛生管理を向上させましょう。
また、日常衛生管理が適切に行われていることを確認するために、
レジオネラの検査も行いましょう。
なお、衛生管理を行う上で、薬剤や機械に頼りすぎないことも大事です。
どんなに良い薬剤や機械を使っていても、管理する人がその使用方法・メンテナンス方法等を正しく理解していなければ、意味がありません。
管理の知識を向上させましょう。最終確認は人の目・手で行いましょう。
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厚生労働省は、平成27年3月31日付けで
「循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策マニュアル」について、厚生労働科学研究で最新の知見等が得られていること等を踏まえ、本マニュアルを改正するとの通知を出しました。
また、これまでのマニュアルとの比較一覧も作成されています。→
ここをクリック
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■報告数が多い都道府県■
@東京都・・・・・21名 (+5)
@神奈川県・・・・21名 (−7)
B大阪府・・・・・19名 (+5)
C兵庫県・・・・・14名 (+9)
C埼玉県・・・・・14名 (+2)
E愛知県・・・・・11名 (−2)
F千葉県・・・・・10名 (+2)
G熊本県・・・・・・7名 (+5)
G群馬県・・・・・・7名 (+3)
G茨城県・・・・・・7名 (−3)
※( )内の数字は前年同週との比較
人口の多い地区における報告が比較的多い傾向にあります。
(注)感染地と報告された都道府県とは必ずしも一致するものではありません。
このページのグラフは、国立感染症研究所(NIID)が公表する感染症発生動向調査週報(IDWR)のデータに基づき、協会が作成したものです。
※それぞれのグラフをクリックすると大きなグラフがご覧になれます。
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@ 年度別レジオネラ症例数
(1999年以降) |
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A レジオネラ症報告数・月毎累計
(過去8年間) |
B 月別レジオネラ症報告数
(過去8年間) |
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C レジオネラ症報告数・週毎累計
(過去8年間) |
D 週毎レジオネラ症報告数
(過去8年間) |